S藤様AE86レビン フレーム交換事故修理 復活編
S藤様AE86レビン号の復活までをご紹介

インパルスにてすべて剥ぎ取られたボディーをジグ修正機にセット。
ジグ修正機はボディー寸法を3次元で測定、固定できる主にポルシェなどの高級車を
修復する際に用いる超高価な修正機です。



エンジンメンバー、ステップ、コントロールアーム取付け部などボディーの基準寸法との誤差を
3次元測定し固定します。これによりボディーの歪が全て分かります。

続いて歪んでしまった部分を元の位置へ戻します。このときこのようなジグ修正機があれば
他の部分まで引っ張ってしまうことがなく、歪んでいる部分のみを正しい寸法へ導き出せます。

今回はフレームをすべて交換するため、フレーム付け根などを基準寸法へ修正。

修正により歪んでしまっていた付け根が正しい位置へ戻っています。

大方の寸法へ戻り、不要なフロントフレームを取り外していきます。

フロントフレームは完全に取り外されてしまいました。

取り付け溶接面に防錆剤を塗り仮組みを行います。

このようにすべてをジグにセットされるため溶接による歪み、ズレは皆無です。


続いて右フロントフレームに進みます。

これで左右の基準となるフレームがセットされました。

続いてエプロンが装着されていきます。新車の製造と同じような光景です。
ボディーというのはパーツの組み合わせで出来ています。フレーム交換=大事故というイメージがありますが
このようにしっかりと交換し組みつけていけば新車と全く同じかそれ以上の性能によみがえります。

第一メンバーがジグにセットされ位置が決まります。

もうこれで骨格は完成ですね。今回はあくまでもノーマルの事故修理のため
スポット増しなどの補強は行いませんでしたが、このジグ修正機を用いれば
ボディーアライメントからフル補強まで何でも行うことが出来ます。フレームの2重貼りや分解・切開し
内部への補強も可能です。一切の歪みなく組み立てていけるのです。

続いて塗装です。新品パネルは簡易的な塗装しか行われていないので
サフェーサーを塗りコーキング処理を行います。

そして、エンジンルームの塗装が完了です。

室内はコーキング、塗装を行い新品のアンダーコートを貼り付けます。

今回のエアロもランフリー製を装着。製造のムラなのか、いつもは品質が良いのですが
今回は巣穴が多く塗装までの処理が大変だったようです。

塗りあがったエアロですが、このように浮きが出てきています。

再度処理を行い、再塗装です。きれいに仕上がるまでには目に見えない苦労の積み重ねがあります。

今回はほぼ全面に傷が入っていましたので全塗装に近い塗り面積です。
屋根とゲート以外でしょうか・・(–;)

完成まではこのようにして行われております。
この塗装ブースは完全密閉型のブースなのでダストやミストの付着が少なく非常にきれいな
塗装面に仕上がります。
さて、ここからはインパルスのお仕事です。まだまだ作業は続きますが、もうしばらく
お待ちくださいませ~
by AE86専門店カーサービスインパルス的 事故修理 復活編でした。
http://www.e-impulse.com
P.S. 今回使用した修正機は通常外車などの高級車を直す目的で作られており
AE86などの寸法データは出ていません。しかし、ここの修正機では低走行無事故のAE85などから
何台ものレース車両が製作されており、基準となる寸法がすべてあります。
このような修理方法、ボディ補強に興味のある方はインパルスまでメールくださいね♪

現在この修正機ではS13シルビアが修復されていました。
例えばボディーのハリとなっているパネル類が取り外された場合
箱(ボディー)は形をとどめるでしょうか? 歪んでしまいますよね。
このように修復を行えばフロアや外板パネル、ルーフ交換まで歪ませることなく
新車以上の精度で組み上げることが可能です。もちろん機械だけではなくボディ職人の腕が
あってこそですが・・
サンルーフからノーマルルーフへの交換やフロア交換など何でも来いとなるわけです。
